一冊目の東北地域に関する白書『2006年の中國東北地域の発展についてのレポート』が先般、社會(huì)科學(xué)文獻(xiàn)出版社によって出版された。それによると、近年、東北三省(遼寧、吉林、黒竜江)の外資導(dǎo)入の規(guī)模が急速に拡大しつつあり、東北経済區(qū)は長江デルタ、珠江デルタ及び渤海経済圏に次いで、中國の四番目の経済成長スポットとなると見られている。
2005年には、東北三省は事実上62.61億ドルの外資を?qū)毪?、昨年同期?7.7%増となり、全國の外資導(dǎo)入総額の10.4%を占めるものとなった。その中でも、遼寧省の外資導(dǎo)入額がかなりのウェートを占め、ほぼ60%にのぼるものとなった。各省の狀況を見ると、2005には、遼寧省の外資導(dǎo)入額は35.9億ドルに達(dá)し、昨年同期比172.7%増となり、吉林省は11.51億ドルの外資を?qū)毪贰?4年の2倍となり、黒竜江省の外資導(dǎo)入額は15.2億ドルに達(dá)し、04年より5.3%を上回るものとなった。それに、ドイツのシーメンスとBMW會(huì)社、韓國の浦項(xiàng)(ボハン)鋼鉄會(huì)社、日本の伊藤忠商事など內(nèi)外の大手企業(yè)も逐次東北地域にシフトしてきた。
同時(shí)に、東北三省の非公有経済も良好な発展の趨勢を示し、例えば、2005年には非公有経済によって実現(xiàn)された増加額は東北三省のGDPの37.9%を占めるに至った。東北三省の経済の急速な成長は都市部と農(nóng)村部の住民たちの収入の増加に加速している。2003年から2005年までの都市部住民の可処分所得は年間2桁の速度で増えており、農(nóng)村部住民の収入も著実に増え、2005年の収入は昨年同期より9.3%を上回り、全國の農(nóng)村部の収入の平均レベルを3ポイント上回るものとなった。
さらに、東北経済區(qū)には総合的な工業(yè)體系、科學(xué)教育の優(yōu)位性と人的資源、完備したインフラ、豊富な農(nóng)産物資源、経済とともに発展してきた生態(tài)系や東北アジア地域に開放された地理的優(yōu)位性というメリットが存在している。比較的な優(yōu)位性としっかりした産業(yè)基盤を生かし、集約型生産方式を選び、既存の資源によって経済成長を促し、トータルな競爭力を強(qiáng)化する道を歩み、東北経済區(qū)は長江デルタ、珠江デルタ及び渤海経済圏に次いで、中國の四番目の経済成長スポットとなるに違いない。
もちろん、トップ格の経済區(qū)に比べると、現(xiàn)在の東北地域にはまだかなり足りない點(diǎn)もある。例えば、2004年の東北経済區(qū)のGDPは長江デルタの半分近くに達(dá)し、珠江デルタと京津冀地域(北京、天津、河北省)を上回ることになったが、一人當(dāng)たりのGDPはこの三つの経済區(qū)をはるかに下回り、珠江デルタの三分の一に達(dá)しない。中國の四番目の経済成長スポットとなるには、東北経済區(qū)は引き続き努力しなければならない。
?チャイナネット?2006年11月15日