中國第10期全國人民代表大會(huì)第1回會(huì)議が5日北京で開幕した。朱鎔基総理は會(huì)議の席上、任期最後の政府活動(dòng)報(bào)告を行った。朱鎔基総理はこの報(bào)告で、今期5年來の施政情況を全面的に総括すると共に、今回の會(huì)議で誕生する新政府の今年の活動(dòng)に提言をした。
朱鎔基氏は1998年3月に総理に任命された。憲法に基づき任期は5年である。今年の3月で総理として、今期政府の使命を全うすることになっている。今日午前の會(huì)議に參加した2900人余りの代表の熱烈な拍手の中で、政府活動(dòng)報(bào)告を始めた。朱鎔基総理は「代表の皆さん、私は國務(wù)院を代表して、第10期全國人民代表大會(huì)第1回會(huì)議に、これまでの5年間の活動(dòng)を報(bào)告し、今年の活動(dòng)に提言を行い、審議に付されるよう期待している」と述べた。
朱鎔基総理は報(bào)告で、これまでの5年の今期政府の活動(dòng)と経験を振り返りました。この中で、中國経済の持続的かつ健全な発展の堅(jiān)持を今期政府の重要な活動(dòng)成果と見なすと共に、「この成果は、アジア金融危機(jī)の影響をスムーズに克服し、世界経済の低迷という不利な情勢(shì)の下で勝ち取ったものである。今期政府の活動(dòng)を通じて、これまでの5年間の中國のGDP(國內(nèi)総生産)の年間平均伸び率は7.7%となり、外貨準(zhǔn)備高が増加し、人民元レーとが安定した。人民の生活は著しく改善され、農(nóng)村の貧困人口が4900萬人余りから約2800萬人にまで減らされた。國家の経済力、リスクへの抵抗力及び國際競爭力が明らかに増強(qiáng)されてきた」と述べまた。
朱鎔基総理はまた、「経済と社會(huì)の発展を促すため、今期政府は効果的な多くの措置を講じた。そのうち、最も重要なことはマクロ的コントロールの重點(diǎn)に対する必要な調(diào)整を行うと共に、相當(dāng)の力を入れてきたことだ」とした上で、更に「ここ數(shù)年、世界経済の低迷と國內(nèi)の友好需要の不足という困難な局面を前に、我々は重要な措置を取ってきた。その措置とはマクロ的コントロールの重點(diǎn)を、適度の引き締めによる財(cái)政政策や通貨政策の実施と、インフレの抑制から、內(nèi)需を拡大する方針の実施に移し、積極的な財(cái)政政策と穏健な通貨政策を?qū)g施し、インフレを抑制すると共に、実踐の中で政策措置を適時(shí)に完備させ、コントロールの度合いを把握し、成果を確保した」と述べた。
統(tǒng)計(jì)によると、これまでの5年間、全社會(huì)の固定資産への投資総額は合わせて17兆元余りに達(dá)した。とりわけ、6600億元の長期建設(shè)國債の発行によって、銀行の貸し付けと其の他の社會(huì)資金による3兆元余りの投資規(guī)模が促され、長江山峽ダム水利プロジェクト、青海省のゴルムドからチベットのラサを結(jié)ぶ高原鉄道敷設(shè)のプロジェクトなど重要なインフラの建設(shè)が力強(qiáng)く促進(jìn)された。また、職員、労働者の基本賃金を何回も引き上げ、あらゆる措置を講じて農(nóng)民の収入を増やしている。この5年來、全社會(huì)の消費(fèi)財(cái)小売総額は年平均10%以上の割合で増えた。
1998年に、朱鎔基氏が新総理になった際、金融、財(cái)政と稅収、投融資體制、國有企業(yè)、政府機(jī)関などの改革の度合いを強(qiáng)化することが打ち出された。朱鎔基総理は、報(bào)告の中で、「これらの改革は基本的に成果をあげると共に、経済発展と社會(huì)主義市場(chǎng)経済體制の確立の中で、重要な役割を果たしてきた」と述べた。
また、朱鎔基総理はこの5年來、中國が対外開放の面で収めた新しい進(jìn)展について紹介した。例えば、中國の輸出入総額が世界のランキングでは1997年の第10位から2002年の第5位となり、長い間の努力の下に、2001年12月にWTOの正式加盟を?qū)g現(xiàn)したことなどが挙げられる。
しかし、報(bào)告の中で、今の中國経済と社會(huì)の発展の中で存在する幾つかの問題にも觸れた。例えば、有効な內(nèi)需の不足、農(nóng)民と一部都市住民の収入の増加が遅いこと、失業(yè)者の増加などがある。朱鎔基総理はこれらの問題を解決するため、経済の持続的高度成長を保たなければならないと考え、更に、「経済発展の勢(shì)いを保つことは各種活動(dòng)をうまくやり遂げる基礎(chǔ)である。國內(nèi)外の様々な狀況を総合的に分析した結(jié)果、今年の経済成長の目標(biāo)は7%前後と予測(cè)される」と述べた。
朱鎔基総理がこの経済成長の目標(biāo)を提示したのは新しい政府への提言でもあります。この數(shù)字は(WB)世界銀行と(IMF)國際通貨基金の予測(cè)と大體一致している。
ここ數(shù)年、積極的な財(cái)政政策によって、中國経済を成長させる投資需要が比較的大きな発展を遂げた。朱鎔基総理は內(nèi)需を拡大する方針を堅(jiān)持し、積極的な財(cái)政政策と穏健な通貨政策を引き続き実施することを提言すると共に、今年1400億人民元の長期建設(shè)國債を発行することも提言した。この數(shù)字は前の年より、100億人民元減少している。
ここ數(shù)年來、中國の物価は下落が続き、消費(fèi)の需要が盛んでないことに対して、朱鎔基総理は報(bào)告の中で新しい政府に更に消費(fèi)を刺激する策をとることを提言したほか、「消費(fèi)需要の拡大に努めなければならない。これは投資の需要を増やすことよりもっと重要だ。都市部、農(nóng)村部の住民、特に低所得者の収入を引き続き増やし、人々の生活レベルを高めることに努力する。農(nóng)民の収入増加のためにあらゆる手段を講じ、生活に困っている家庭の生産、生活問題を?qū)g情に即して解決する。」と述べた。
この目標(biāo)を?qū)g現(xiàn)するため、朱鎔基総理は「引き続き職員、労働者の賃金及び定年退職者の年金を増やす政策を打ち出し、消費(fèi)環(huán)境を改善し、消費(fèi)分野を拡大すること。各レベル財(cái)政部門は引き続き社會(huì)保障への支出を増やし、農(nóng)業(yè)や、農(nóng)村の義務(wù)教育と衛(wèi)生事業(yè)への投入を多くし、中西部地區(qū)と貧困地區(qū)への資金支出に力を入れること。また、こうした措置の実施は地域間、都市と農(nóng)村間の収入格差の縮小にプラスになる。」と新しい政府に提言した。また、引き続き経済體制改革を深め、多國間や、二國間の國際的な地域経済協(xié)力を積極的に推進(jìn)することも提言した。
一方、臺(tái)灣問題に觸れ、引き続き「平和統(tǒng)一、一國二制度」の基本方針と臺(tái)灣問題の解決への八項(xiàng)目の主張を全面的に貫き、海峽両岸の直接「三通」を積極的に推進(jìn)することを提言した。
更に、外交面で、朱鎔基総理は獨(dú)立自主の平和外交政策を終止堅(jiān)持し、多角的外交活動(dòng)を積極的に參與し続け、各國人民と共に、世界の平和と発展の崇高な事業(yè)を推進(jìn)していくよう提言した。
なお、今大會(huì)の日程によると、これからの數(shù)日間に、會(huì)議に出席している代表が朱鎔基総理の報(bào)告を?qū)徸hし、閉幕式で表決をすることになっている。
「CRI」より2003/03/05