安徽省を流れる黃河の河道は長年にわたり砂嵐で砂漠化が進(jìn)んでいたが、この數(shù)十年進(jìn)めてきた整備によって生態(tài)環(huán)境は著しく改善、昔日の黃砂に見舞われていた河道周辺は果樹園が広がるオアシスへと変貌した。
砂漠化が深刻だったのは、省北部に位置する碭山や蕭県、譙城、太和、界首の5県?市。総面積77萬7000ヘクタールのうち、黃河河道や支流周辺を中心に12萬8000ヘクタールが砂漠化した。
安徽省は50年代から黃河河道沿いで防風(fēng)林や農(nóng)地保護(hù)林の大規(guī)模建設(shè)を進(jìn)め、これまでに約100カ所に造林地や果樹園が完成。砂漠化地帯の森林面積はすでに10萬ヘクタールを超え、カバー率32.4%と、新中國建國初期の5倍以上に達(dá)している。
砂漠化が最悪だった碭山県では現(xiàn)在、果樹園面積は全県で6萬ヘクタールにのぼり、年間生産量は70萬トンを超える。県財政の22.9%、農(nóng)民年収の40%が果物生産に依存しており、輸出額は年間300萬ドル超。譙城區(qū)沙土鎮(zhèn)は砂地でニンニクやコケを栽培し、全國各地に出荷している。約6.7アールあたりの年収は従來數(shù)十元にすぎなかったが、現(xiàn)在は2、3千元と収益率は高い。こうしたことから、農(nóng)民の砂漠化防止への取り組みは非常に意欲的だ。
「チャイナネット」2003年6月23日